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冬野由記
冬野由記
標高と緯度の高いところを志向する癖があります。そんなわけで、北国でのアウトドアや旅が好きになってしまいました。
旅の印象を絵にしたり、興が乗れば旅に携帯した笛を吹いたりすることもあります。

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2007年03月31日

花冷え 桜三分咲き

 机の奥から埃をかぶった八年前のWIN2000のPCを引っ張り出してきました。
 そこそこ使えることが分かったので、早速、記事をアップしてみます。
 仕事はともかくとして、ブログはしばらく、このPCでしのげそうです。

 東京は桜が満開だとか。
 我が家のソメイヨシノは、三分咲きといったところ。
 昨日までの暖かさが嘘のように、今日は花冷え気味です。
 あと数日すると、我が家のソメイヨシノも見ごろになるでしょう。

 (クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます)
 

 ところで、我が家には、毎年四月末から五月初旬にかけて、つまりゴールデン・ウィークの頃に咲く「ウコンザクラ」というのがあります。やや黄色みを帯びた白い花なのですが、葉っぱが十分に出揃ってから花をつけるので、花と葉桜が同時に味わえるという面白い桜です。
 もう一月ほどしたら、ご紹介できると思います。

 ソメイヨシノにしても、ウコンザクラにしても、十数年前に旅先で、小さな植木の苗木として買ってきたものでした。よくも大きく育ってくれたものです。


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Posted by 冬野由記 at 17:27Comments(2)徒然なるままに

2007年03月30日

いやぁ、トラブル、トラブル


 昨夜、ある駅の階段で、すれ違いざま、お急ぎの紳士にトンと衝かれてしまいました。
 荷物が多かった私は、うっかりスッテンコロリン。
 身体が柔らかいほうなので、大きな怪我はしなかったのですが、左足首を捻挫。
 振り返ると紳士はどこかへ・・・・。

 身体はまあ何と言うこともなかったのですが、問題は荷物。
 2台のPCのうち、預かり物のPCは、万一を考えてしっかり鞄に封じ込めていたので事なきを得たのですが、かわりに紙袋に入れていた我がポンコツPCが・・・・色々探して入手してきたばかりの中古のPCが・・・・ばっくりいってしまった。
 こんな日に限って何でやねん。
 また、探さなければ。

 というわけで、新たなPC入手まで、ちょっと記事のアップ頻度が下がります。

 手元の、さらなるポンコツ・・・年代モノもあるので、
 なんとかアップできないこともないのですが、処理時間が・・・・・
 各位にはご容赦を。

 この二日ほどの暖かさで、我が家の桜も一部、花をつけ始めました。
 明日、なんとかお見せできればと思っております。

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Posted by 冬野由記 at 20:42Comments(9)徒然なるままに

2007年03月29日

「復讐するは我にあり」を観て

 今夜、TVで「復讐するは我にあり」を観ました。
 なかなか緊張感のあるドラマになってました。
 お話は有名な小説だし、あえてこまごまとは触れませんが、ドラマもとてもうまくできていました。

 このお話、小説も元になった実際の事件も、わたしが幼い頃の時代、
 ---「もはや戦後ではない」から「東京オリンピック」にかけての時代---
なんですよね。
 画面を見ながら、そういう感慨もいだいてしまいました。
 幼い頃の私の回想の中では、子供だった自分の身の周りにあった日常の空気が、どちらかというと「よい思い出」としてよみがえってきます。でも、ドラマの、わけても主役の男の回想は暗く厳しいものです。ドラマに出てくる彼を取り巻く人々の暮らしも、生活のにおいも、ふんわりした幸福感からは遠い。ドラマとして強調されているとはいえ、これらもまた、間違いなく、あの時代のにおいだったはずですね。

 しかし、最近の子役さんはすごく上手いですね。
 十歳の女の子が物語のキーになっているから、とっても大切な役なんですが、とてもすばらしく演じてました。丁寧で、地味なおしばいを立派にこなしてましたよ。すごいなあ。
 この女の子、他のサスペンスでも大事な役どころで出てたような気がします。
 この年頃、成長が早いので、背格好がすぐ変わってしまいますから確信はないのですが、声としゃべり方が同じような気がするのです。(そのときは盲目のしっかりした女の子を演じていた)
 そのときも「すごいなあこの子」と感心しただけでなく、その演技に涙がにじんできたのを憶えてます。
 同じ子だと思うんですが・・・・違っていたらごめんなさい。

「子役」という言い方も、もうおかしいかもしれません。なんだか「大人の役者とは違って、扱いは例外」というようなニュアンスが感じられてしまいます。
 でも、今の幼い俳優さんたちは、子供である以前に立派な役者さんですよ。
 男優、女優という言い方があるのなら・・・「童優」とか「小優」ってのはどうか知らん。
 賞にも「童優賞」があってもいいですよね。
 ただし「優れた演技」に対してですよ。
 「可愛いから」とかいうのは無し。その手の賞の類は他にもあるでしょうから。


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Posted by 冬野由記 at 00:06Comments(3)徒然なるままに

2007年03月27日

植木等さん逝く


 植木等さんが亡くなったという。

 幼い日のブラウン管の向こうや、街に貼られた映画のポスター。
 最近、なにかと昔の思い出を書いたりすることが多いが、「植木等」という存在は、子供の頃の風景のひとつだった。
 戦後の昭和というものを象徴する存在のひとつだったであろうことは間違いないのだろう。

 最近、「回想」というカテゴリで、幼い頃のことを思い出しながら書き綴っているのだけれど、何故こんな昔話をせっせと書いているのだろうと、ふと思った。
 このまま放っておいたら忘れてしまうかも知れないから、だから、今のうちに憶えていることを書いておこう、というのもある。
 いや、きっかけは、そんなところだったと思う。

 でも、最近、思うのだ。
 今のぼくが、どんなふうに幼い日をふりかえろうとするか、そのことを記録しておきたいのじゃないか知らん。
 年をとるにしたがって、過去をふりかえる量は増えてきたと思う。
 でも、過去は、ふりかえるたびに違った貌(かお)を見せてくれる。
 そんな楽しみも覚えた。

 十年経ったとき、ぼくの幼い頃の記憶は、また違った風景を見せてくれるかも知れない、いや、そうに違いない。

 植木等という存在。
 子供の頃、彼はたしかに、風景だった。
 ニュースを聞いて、今は、そんなふうに思う。

 十年経ったとき、ぼくにとって「幼い頃の植木等」とは何であったかという設問は、また違った答を導き出すに違いない。

 とにかく、今のぼくにとって、彼は昭和の風景だった。

 八十歳。
 父とはひとつ違いである。


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Posted by 冬野由記 at 23:29Comments(11)徒然なるままに

2007年03月27日

五歳の頃 狂言「附子」

 五歳の頃の幼稚園での記憶のひとつです。

 ぼくの通っていた幼稚園で、たぶん父兄か、あるいは園長先生のお知り合いによって演じられたものだったのでしょうが、狂言の「附子(ぶす)」を鑑賞したことがありました。
 それは、幼稚園の広い講堂(お遊戯会やなんかもここで披露する)で催されました。床にシートを敷いて、皆で座って、たしか園児と親で鑑賞しました。
 この鑑賞会のことは、自分でも異常だと思うほどよく憶えているのです。この鑑賞会を「父兄か、園長先生のお知り合いかが演じた」と断言できるのは、そのときの太郎冠者、次郎冠者にあたる小者がお寺の小僧さんの扮装をしていたことや、そのつるつる頭が、明らかにそれと分かるカツラだったことを克明に記憶しているからなのです。

 なぜ、それほどはっきりと憶えているのか・・・・

 主人である和尚さんが、出かけるまではよかったのです。むしろ、和尚さんと小僧さん(主人と太郎冠者、次郎冠者)のやり取りがおかしくて、皆と一緒に笑っていました。
 その後です。「絶対にあけるな。この中には毒が入っている」と和尚さんが言いおいていった桶の中を、ふたりの小僧さんがこっそりあけようとするクダリ・・・・太郎冠者がおそるおそる桶に近づく、毒気を避けるために次郎冠者に扇がせる・・・・

「扇げ、あおげ!」
「扇ぐぞ、あおぐぞ!」

 毒が入っているかも知れない。
 小僧さんが死んでしまうかも知れない。
 でも中を確かめたい。
 扇いで、あおいで・・・小僧さんが死んでしまう!
 緊張。

 ぼくは、緊張と恐怖にかられ、とうとう気分が悪くなって倒れ、気を失ってしまったのです。

 慌てた母や先生がぼくを抱えて会場から外に連れ出してくれました。
「あれはお話なのよ。心配しなくていいのよ」
「暑くて気分が悪くなったのかも知れないわね」
 (当時はエアコンなんて無かったですからね)

 とにかく、その時のぼくにとって、狂言「附子」は、ホラーサスペンス以外の何物でもなかったのでした。夢に見ました。その後もしばらくは。
 ああ、弱虫毛虫の冬野由記、一生の不覚・・・・でした。

 こんな頃のことを綴っていたら、母が
「こんな写真が出てきた。この頃は可愛かったのよねぇ」
 息子が大人になったら、母親が必ず言う定番セリフ。

 本編とは何の関係もありませんが、五歳の冬のぼくの写真。
 東京も、あの頃はよく雪が積もりました。
 そんな頃の冬の雪で遊ぶ冬野由記です。
 (クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます・・・が)

 

 このくらい古い写真だと、もう今のぼくを想像することは不可能ですね。
 というわけで、「目隠し」は省きました。


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Posted by 冬野由記 at 00:31Comments(5)回想

2007年03月25日

五歳の頃 スーパーマンごっこ

 回想編もいよいよ五歳から六歳にかけて、つまり幼稚園時代後半から小学校入学に向けての思い出に入ってゆきます。

 我が家には、かなり早くテレビが入ってきました。
 というのも、近所に早々にテレビを買ったお宅があって、近辺の子供たちが昼真からその家に押しかけて、みんなでテレビを観るという事態になってしまったのです。母も父も、これでは先様のご迷惑になると心配していたのですが、もうひとつ、我が家に電気冷蔵庫と電気洗濯機がすでに入っていたため
「○○の家は、電気冷蔵庫や電気洗濯機を持っているくせに、子供を他の家にあがらせてテレビを観させている」
というような陰口をたたかれかねないという懸念があったためです。
 社宅住まいというのは何かと気を遣うものなのですね。
 で、東京オリンピックによるテレビ・ブームよりもずっと前に、我が家にはテレビがやってきたのでした。
 そんなわけで、ぼくが「テレビっ子」になるのは自然なことでした。

 ただ、ぼくは、あまり他の子供が観るような子供向けの番組や、野球などのスポーツは観ませんでした。親が見ているものを親と一緒に観るからでしょう。
 余談になりますが、ぼくは小学校に上がってしばらくするまで「野球」を全く知りませんでした。以前の記事にも書きましたが、幼友達に女の子が多かったのと、本を読んだり、絵を描いたり、レコードを聴いたりと独り遊びが多かった所為だと思います。

 記憶に残っている主なテレビ番組といえば・・・・
 「ミステリーゾーン」(トワイライトゾーン)
 「ヒッチコック劇場」
 「ローハイド」
 「名犬ラッシー」
 「スーパーマン」

 「事件記者」
 「七人の刑事」

などです。
 怖いお話や不思議なお話は大好きでした。よくわからないまでも「ミステリーゾーン」や「ヒッチコック劇場」のファンでした。ただ、その日の夜はかならず怖い夢をみましたけどね。

 さて、ぼくは、近所の男の子や幼稚園の仲間と野球やスポーツで遊ぶことはほとんどなかったのですが、スーパーマンごっこだけはやりました。今で言うコスプレなのですが、当時はモノクロ映像でしたから、スーパーマンの扮装がどんな色彩なのかは全くわかりませんでした。
 ・・・というか、モノクロ画面でみる彼の姿は、ぼくのイマジネーションの中ではどうしても「らくだ色」だったのです。スーパーマン(ケント記者)でさえ老け顔で、お兄さんというよりは小父さんというイメージでした。(スーパーマンのコスチュームが星条旗と同じ青と赤だと知ったのはずっと後に映画化されてからです)

 そんなわけで、長袖の下着のU首シャツ、らくだ色のズボン下、黒いゴム長、そして極めつけは唐草模様の風呂敷を首に巻いて・・・・これで、ぼくの「スーパーマン」ができあがりです。このかっこうで(もちろん坊ちゃん刈りの頭で)近所を駆け回っていたのですから、今じゃ考えられないですね。

  (クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます)
   


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Posted by 冬野由記 at 22:34Comments(4)回想

2007年03月25日

雨上がり、木瓜と雪柳


 自治会から帰宅してみると、昨夜からの雨もあがり、
 雨あがりの後の薄雲をとおして、
 やんわりした昼下がりの日の明るみが庭全体をつつんでいました。
 雨に洗われた庭の木瓜と雪柳が、ほっと一息ついたという風情だったので、
 試しに撮ってみました。

 (クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます)

   

 ブログを始めてからは、こんな何気ない日々の木々や草花の様子を、何かと写真に残すようになりました。日記というツールが、身のまわりの日々のことたちを、少し丁寧にみるきっかけを与えてくれていると感じます。
 何も書くことがないから日記を書いてもなあ・・・・というのではなく、日記があるから書くことが喚起される、そんなこともあるのだと、ブログというツールに少しばかり感謝しています。
 それに、ブログは、誰かが見て何か言ってもらえる、そうやって仮想ながらご近所づきあいや同好の仲間ができてくる。これもありがたいことです。

 有朋自遠方来不亦楽乎

 ですね。


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Posted by 冬野由記 at 16:43Comments(7)徒然なるままに

2007年03月24日

聖徳大学附属中高 吹奏楽部定演 行ってきました。

 本日、聖徳大学附属中学校・高等学校 第18回吹奏楽部定期演奏会 に行ってまいりました。
 久しぶりに生で、しかもこれだけの規模のものを聴けて、今はたいへん幸せな気分です。

 総勢、約90名とか、メンバー表を数えたら82名。
 これだけの人数なら、ちょっとしたオーケストラですよ。
 ステージをみて驚いたのは、オーボエが4人、しかもひとりはコーラングレ(イングリッシュ・ホルン)持ち替え! そのうしろにはファゴットが3人! さらにバスクラまで居る。なんて贅沢な!
 ぼくらが高校生の頃は、オーボエが居るというだけで珍しかったものです。
 それに・・・左端に・・・・なんとハープが!

(以下、写真は、クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます)

 <第三部の全体。
  ただし前のほうの席だったので後ろの金管や打楽器が見えませんね。残念。
  三枚のデジカメ写真をパノラマ加工で重ねてみました>
 

<何とハープが!>
 

 曲目は・・・・

 第一部は、ショスタコの「ギャロップ」、チャンスの「朝鮮民謡の主題による変奏曲」、高木登古の「ブルースカイ」、リードの「アルメニアンダンス・Part1」といった吹奏楽オリジナル。

 第二部は、皆さん衣装を替えて、楽しく叙情的なブラスの祭典。
 星出尚志の「ブラボー・ブラス!」、カッチーニの「アヴェ・マリア」、童謡メドレー、アメイジング・グレイス、デザンクロの「サクソフォン四重奏 第三楽章」、ディズニー・メドレー、新井満の「千の風になって」、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」
 全員が可愛らしい衣装に替わって(皆さんの自作だそうです)歌ったり踊ったり。

<第二部、衣装を替えて・・・皆さんの手作りなんですって!
 これもパノラマ加工したので、端っこに若干空白が残ってしまいました>
 

<第二部のパフォーマンスいろいろ。衣装替えした2年生以下の部員たちの演奏で、
 3年生部員たちがダンス。宝塚風で賑やかでした。楽しそうなのが何より。>
 

 第三部は、全員制服に戻って「坂本九メモリアル(九ちゃんの名曲メドレー)」と、仕上げはなんとラヴェルの「ボレロ」
 加えてアンコール3曲。

 会場は満席(ざっと1200席あるホールです)で立ち見が出るほどの盛況。

 開演からしめて3時間。休憩を二度はさんでますが、実質2時間半というボリウムです。
 私だったら、第二部まででくたくたになってしまいます。この曲目で最後にボレロを持って来るとは凄い。

 演奏のレベルは高かったですよ。
 がんがん鳴ってました。ディナーミクも十分。スラトキン+セントルイス響ばりのサウンドで。
(もっとも、スラトキンやスヴェトラーノフのほうがオケでブラス的サウンドを聴かせてくれると言ったほうがあたってるかも)
 素晴らしいのは、これだけがんがん鳴っていても演奏が粗くない、という点です。快適なサウンドと身体によいリズム。
 本当にいい演奏でしたよ。
 ラプソディー・イン・ブルーを思いっきり演ったしばらく後で、ボレロをバッチリ演れるというのはただ事ではありません。
(あとでプログラムを読んでいたら、この高校には普通科と音楽科があるのだとか。レベルが高いわけです。ただ、吹奏楽部員の半数は初心者で普通科の生徒さんもたくさんいらっしゃるのだとのこと、日々の練習の賜物なんでしょう)

 感心したのは、「アヴェマリア」「アメイジング・グレイス」は部員たちによる合唱だったこと。
 それに、「千の風・・・」も、先生の朗読とやはり先生のテノールだったのですが、吹奏楽の伴奏に加えて、部員の半数がこれに合唱でバックコーラスしていました。
 日々の練習に合唱を加えているとすると、これはとても素晴らしい指導法だと思います。

 毎回、総練習の頭でユニゾンの音階と、バッハのマタイの一節を吹くんだとか・・・これも、第一部と第三部の冒頭でやってみせてくれましたが、立派なものです。

 あと、第二部のサクソフォーン四重奏は、素晴らしい演奏でした。アンサンブル・コンテストで金賞を受賞したのだとか・・・さもありなん。
<サクソフォーン・カルテット。かっこよかった>
 

 第二部では、歌あり踊りありパフォーマンスあり・・・第三部でも、曲に合わせて身体を動かしたり、楽器の向きを操ったりといったパフォーマンス。
 これだけの曲で、これだけのパフォーマンスをして、最後のボレロもバッチリ。
 いわゆるレパートリーにしている曲もかなり入っているのでしょうが、それだけのレベルと量をきちんと仕上げてくる・・・・若い力に圧倒されました。

 何と言ってもよかったのは、皆さんが実に楽しそうに音楽していることです。これが一番です。

 三月下旬。
 この定期演奏会は、高校3年生部員の卒部の晴れ舞台も兼ねているんですね。
 アンコール二曲目で、胸に花飾りをつけた卒業生たちが順番に名前を呼ばれ「はい!」と立ち上がる・・・なんだか目が潤んでくる瞬間です。

 来年も聴きに来たいと思いましたよ。
 本当に。
 聖徳の皆さま、ありがとうございました。

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Posted by 冬野由記 at 21:54Comments(6)音楽

2007年03月24日

朝の散歩で

 今朝は、のどかな春のうすぐもり。
 出かける前にちょっと散歩に出てみようと、ふと庭の桜を見あげると、そこだけ切り取ったように晴れわたった空に、ソメイヨシノの小さな花芽がいまにもふくらみそうな感じ。
 もう少しですね。頑張れ・・・と声をかけてやりたくなる。

 

 散歩に出れば、道端には小さな花々が顔を出しています。

  

 今日は、あたたかい。出かけるにはいい日和です。


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Posted by 冬野由記 at 10:39Comments(5)徒然なるままに

2007年03月23日

今宵の月は

 今宵の月を観てみれば、
 今までの月とは違ってみえます。
 一昨日は鋭く冴えた三日月でしたが、
 今宵は、少し太った柔らかな月。
 で、試しに撮ってみました。

 (クリックするとポップアップして少しだけ大きくなります)

 

 なんとはなしに、夜空も春めいて参りましたか


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Posted by 冬野由記 at 23:09Comments(2)徒然なるままに

2007年03月23日

洋風茶碗蒸し×フレンチトースト=

 先日買ってきたフランスパンが、三日経って少し風味が落ちてきました。
 そこで、何か一工夫しておいしく食べたいな、と思ったので、過去に紹介した洋風茶碗蒸しにフレンチトーストをアレンジしてみました。

 作り方は何ということもないのですが、手順は以下のとおりです。

1. 卵2、 牛乳1、 スープストック(またはスープの素)1 の割合でよく混ぜる。
   私は食べるほうなので、卵は2個使いました。
   卵はきれいにほぐしてしまうこと。
   それから、軽く塩、胡椒などで味をととのえておきます。

2. フランスパンを 1cmの厚さに切って、「1」の半分に漬け込む。
   1時間も置いておけばパンがすっかり吸い込んでふっくらしてくる。
   ちなみに、私は前夜に漬けておきました。今回は1cm厚を3枚+端っこ1です。

3. 何か緑の野菜で水気の出ないものを少し下ごしらえしておきます。
   今日はブロッコリー2かけと、アスパラガス1本を電子レンジで少し火を通しました。

4. 耐熱容器に「2」と「3」を並べ、「1」の残りを注ぎ込む。
   それから、オーブンで10分くらい焼く。180度。
   (焼き時間や温度はオーブンの大きさや、容器の形状によります。
    あくまで参考に)

5. だいたい火が通ったら、アクセントにチーズをのせて、もう3分加熱。

 と、まあ、こんな感じで出来上がりです。
 (クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます)
 

 これひとつで、パン、卵、牛乳、野菜、チーズにスープまで入っているわけです。
 一皿で、朝食としては十分。
 なかなかいけますよ。


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Posted by 冬野由記 at 15:56Comments(9)料理、レシピ

2007年03月22日

木瓜、雪柳、小さな草花

 春の薄曇。
 昨日あたりまでの寒さが嘘のように、我が家の庭にも、のどかな空気が流れてました。

 (各画像をクリックすると、ポップアップして大きな画面でご覧いただけます)

 庭の一角で、木瓜(ぼけ)が蕾をふくらませて、何輪か小さな花をつけています。
 

 木瓜の向こうには、雪柳が満開。
 

 地面には、冬の間に積もった枯葉の間から、小さな花が咲いていたり、細いけれどみずみずしい緑の草が顔を覗かせていたり
 

 あたりではウグイスや、いろいろな鳥の声が聴こえてきます。(記事にてお聴かせできないのが残念ですが)

 やっと、どうにか春めいてきたようです。


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Posted by 冬野由記 at 21:08Comments(5)徒然なるままに

2007年03月21日

聖徳学園附属の吹奏楽部定演

 昨夜、東京と神奈川に出かけての帰り、駅(小さな田舎の駅です)の改札を出ようとしたら、真面目そうな感じの垢抜けた女子高生たちが、改札近くに集まって何かわいわい言っている。
 こういう高校生たちが、駅の改札近くでわいわいやっていることは珍しい。
 よく聞くと
「お願いしまーす」
という声が聞こえる。

 何か募金でもしているのかな?
 なるほど、それであの娘(こ)たちは集まっているのか

 と何となく納得して改札を出ると

「お願いしまーす」

 と、なんだか小さな声。慣れてない感じで赤いチラシのようなものを差し出す。

 あれ、募金とかじゃないんだ・・・

 赤い紙を見ると「吹奏楽部定期演奏会」という白い文字が目に飛び込んできた。

 吹奏楽か・・・懐かしいなぁ

 思わずつぶやいて、駐車場に向かった。
 そういえば、FMで、明日(つまり今日、21日)は吹奏楽三昧とか言ってたが・・・
 などと、脈絡のないことを考えながら、聴きに行ってみようかな、という気分になってしまった。

 最近、生の演奏会に出かけるということがほとんど無くなってしまった。
 そんなことを、先日もある方のブログのコメントに書いたっけ。
 曲目は、というと・・・・

   リードの「アルメニアンダンス」・・・吹奏楽では定番曲ですね。
   ショスタコヴィチとかチャンスとかも。懐かしいなぁ。
   ラプソディー・イン・ブルーにアメイジング・グレイス、
   サクソフォン四重奏は面白そうだ。
   話題の「千の風になって」も演るというが・・・ああ、ちゃんと歌もつくんだ。
   ラヴェルの「ボレロ」? 演れるのかなぁ・・・ボーンのソロが楽しみ。

 なんだか、ずいぶんたくさん演るみたいですね。
 というわけで、久しぶりに生で聴けるし、そう遠くもないので、
 (夜の駅で、慣れないチラシ配りをしていた娘さんたちにもちょっとほだされて)
 行ってみることにしました。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆







3月24日(土) 午後2時開演(午後1時30分開場)

 
 

<<<常磐線の牛久駅から無料送迎バスが出ているそうです。>>>


☆     ☆     ☆     ☆     ☆



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Posted by 冬野由記 at 23:58Comments(5)音楽

2007年03月21日

こんなところで着替えないで!

 体調も回復したので、しばらくぶりでジムに行った。
 軽く汗を流して、なまっていた筋肉を目覚めさせるといったところ。
 市営のジムは200円で使い放題。
 体育館の二階の回廊に観客席があって、その後ろ側がジム・・・トレーニング・ルームである。
 今日、体育館では中学生女子たちのバスケットボールの大会予選が開催されていた。
 二階の観客席は、試合待ちの選手たちや応援しに来た家族たちのたまり場になっている。

 私がトレーニング・ルームでダンベルを「1回、2回、3回・・・・」と持ち上げていたとき・・・・
 
 たまり場に集っていた彼女らの何人かが、試合が終わったのだろう、突然着替えを始めたのである。
 ダンベルを上げていた場所は、ちょうどトレーニング・ルームのガラス張りの入り口正面近くなので、観客席は目の前なのだ。

 おいおい、何でこんなところで!
 だいいち、小父さんがダンベル上げてるのが見えないのか?

 歯を食いしばりながらダンベルを持ち上げていた私は、文字通り開いた口がふさがらなくなってしまった。

 体育館に居る人々・・・下のコートで試合中の仲間たちも含めて・・・の大半は同じ女子中学生であるには違いない。しかし、わずかではあるが、応援に来た誰かのお父さんや、私のようにトレーニング・ルームに汗を流しにやってきた小父さんたちだって居るのだぞ。

 汗に濡れたユニフォームを早く脱いで、気持ちのいいTシャツやパンツに一刻も早く着替えたいという気持ちはわからないではない。春とはいえ、まだまだ寒いし、試合が終わってしまえば濡れたシャツやパンツはひんやりして気持ちのよいものではなかろう。
 しかし、この体育館には立派な更衣室だってあるのだ。なぜ更衣室に行かないのだ!

 彼女たちは、多少は周囲をきょろきょろ見回したり、急いでシャツやパンツを履き替えたりしているから、羞恥心と言うものはあるのだろうが・・・それにしても、ちょっとだらしないんじゃないか?
 あんたたちより、こっちが気恥ずかしい気持ちになるじゃないか。

 ダンベルを上げ下げしていた私は、位置を変えたくてもすぐには無理なのである。
 困った、と同時に、
  体育館の観客席みたいな衆人環視されているところで着替えるなんて、
  どういう躾を受けているんだ。
  それに、彼女らを引率し、指導している先生やらコーチやらはどこへ行ったんだ。
  なんで、こんなことを許しているのだ。
と、段々腹が立ってきた。

 一瞬、電車の中や駅のホームで、あたりをはばかることなく鏡を取り出し、化粧を直し、髪をすき、場合によってはスカートの丈を調整したりしている、彼女らの先輩たちの姿が浮かんだ。
 かくのごとくして行儀の悪さが伝統として伝えられ、継がれてゆくのだろうか。

 頼むから、こんなところで着替えないでください! 頼むから。


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Posted by 冬野由記 at 19:53Comments(4)徒然なるままに

2007年03月21日

エルンスト・ヘフリガー逝く

 昨日の新聞の片隅に、エルンスト=へフリガー氏の訃報があった。
 享年87歳。
 へフリガー。二十世紀最高のテノール。

 昨今、クラシックを楽しむ人も増えて、優れたテノールにも注目が集まるようになったが、たいていはオペラ畑の方々だ。
 クラシックの、歌という畑には、オペラとともにリートという大切な穀物が実り続けているのである。

 へフリガーは、そんなリートの世界を本当に堪能させてくれる名歌手だった。
 あれほどに柔らかく、澄んだ歌声で、語りかけるように歌ってくれる人を、ぼくは他には知らない。
 ぼくたちの時代は、テノールの名歌手として、彼の後の世代で、もうひとりの名歌手ペーター=シュライアーを聴くことができるという幸運を得ているが、そのシュライアーでさえ、へフリガーと比べると、その声と歌は硬質に感じてしまう。
 へフリガーの歌は風がそよぐように耳に優しかったし、心に暖かかった。

 へフリガーというと、リヒターたちとともに録音されたバッハのマタイなどが有名だ。
 これらのレコード、CDには、もっともよい時期の彼の歌声が収められている。
 そして、忘れてはならないのが、彼のシューベルトだ。
 ぼくは、シュライアーの「水車屋の娘」を幾度となく聴き愛して止まない者だが、へフリガーで聴くと、これらの歌は、シュライアーの澄んではいるが張り詰めた歌とは違う、柔らかい静かな幸福に満ちた歌になる。
 彼の歌は、どこまでもどこまでも優しい。どこまでもどこまでも暖かい。

 以前、フィッシャー・ディースカウが、
「欧州ではリートのコンサートの聴衆がすっかり減ってしまった」
と嘆いていた。
 もし、そうなのだとしたら、なんとももったいない。
 オペラが何かと話題になり、聴きに行く人も増えてきているらしいのに、もうひとつの宝物が廃れてゆくとしたら残念なことだ。

 ところで、へフリガーとシュライアーは、時代こそ少し違うが、どちらも二十世紀における最高のテノールだ。その歌に対するアプローチが随分違うのは前述の通りである。シュライアーが水晶の透明感なら、ヘフリガーはほどよい湿り気をたたえた朝の空気のそれだ。
 しかし、このふたりには共通の美点がある。
 それは、本当に美しいドイツ語を聴かせてくれるという点である。
 昔ドイツ語をかじった程度の日本人が言うのもおかしなことかもしれないが、そんな日本人であるぼくにさえ感じられるほど、彼らは美しい言葉で語り、歌ってくれるのである。

 ちなみに、フェレンツ=フィリッチャイが指揮した第九のレコード(CD)は、ぼくの愛聴盤のひとつだが、ここでテノールをうけもっているのが、ヘフリガーである。オーケストラ・ファンの方には、このレコードでもヘフリガーの素晴らしさを味わうことができるのでお奨めしたい。
 フィリッチャイの指揮は、もちろん素晴らしいし、この曲の演奏としては最高のもののひとつであることは間違いない。
 ソロ歌手のメンバーも粒ぞろい。合唱も他の演奏と比べて群を抜いて優れている。それにもともとフリッチャイは、合唱や歌のからんだ曲では名演奏が多い指揮者だ。
 つまり、このレコードは「本当にいい歌が聴ける第九」なのである。


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Posted by 冬野由記 at 13:50Comments(5)音楽

2007年03月20日

地下鉄サリンから12年

 今日3月20日は地下鉄サリン事件があった日だと、今朝ラジオが言っていた。
 1995年だったから、あれから12年経つのだなあ、と思う。
 あの頃、私は、ここ北関東の片田舎から都心のオフィスに通っていた。
 ノーマルなルートなら北千住というところで千代田線に乗り換えて霞ヶ関経由でオフィスに向かう。
 しかし、あの日は、たまたま日暮里まで行って山手線を利用したのだった。
 だから、あの事件は他人事(ひとごと)ではありえなかった。
 オフィスに入ったら、仲間たちが心配してくれていたっけ。
 きわどいところで、私は生かされてしまったのだと、ときどき思うことがある。
 私と同じような通勤ルートを使っていた多くの人たちが巻き込まれたのだ。
 巻き込まれてしまったことと、巻き込まれなかったことの差など、ほんとうは無いのだとも思う。
 理由だって無いのだと思う。

 そんなややこしい感情が、ときどき「お前はまだやるべき仕事をやっていないぞ」と響くこともある。
 人には分というものもある。
 どでかい仕事である必要はないのだろうが、何でもかんでも極限まで追求するというわけにもいかないのだろうが、何かひとつでも、悔いのない仕上げができたと思うような仕事ができるまでは、何か残してしまったままでいる、という気分からは離れられないのだろう。

 とりとめもなく、あの日のことを思い出して、とりとめもなく、惑ってしまいました。


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Posted by 冬野由記 at 23:14Comments(6)徒然なるままに

2007年03月18日

出演者募集!「真夏の夜の夢」

 さて、本日、妹が我が家に遊びにやってきました。
 妹(春芳)がこんど、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を舞台にかけるとかで、出演者を募集するというので、その告知をさせていただきます。
 今後は、春芳からのお知らせの類を「春芳からのお知らせ」カテゴリで、小生のブログで時々ご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

シェイクスピア 『真夏の夜の夢』 出演者募集!!

-- 2007年度 池袋演劇祭 参加作品 --


 主   催: 「劇工房 月ともぐら」
 公演日程: 2007年9月20日(木)~9月24日(月)
 場   所: 池袋シアターグリーンBOX in BOX

4月1日(日)から5月27日(日)までの毎週木曜日と日曜日の午後1時~5時、オーディションと配役のためのワークショップを開催します。

 【応募資格】  18歳以上の健康な男女
           経験不問
           上記公演日程のすべてに参加可能で、
           上記ワークショップ及び公演のための本稽古(下記日程参照)
           のほとんど全てに参加可能な方。
           (ワークショップは途中からの参加も可能です)
           詳細はお問合せください

 【本稽古日程】 8月11日(土) ~本番まで
           その他、6月より週1回程度、稽古の予定があります。

 【ワークショップ参加費】 20,000円(全17回)

 【講    師】 春 芳

 【内    容】 発声・演技の基本メソードから始め、
           台本を使って台詞・感情身体表現までを丁寧に指導します。

 【応募方法】  住所、氏名、年齢、性別、電話番号を明記の上
           ハガキまにてお申込ください。
          応募締め切り:2007年4月30日
          郵送先:〒272-0014 千葉県市川市田尻4-1-26
                 「劇工房 月ともぐら」 我古也 宛

 【お問い合わせ先】 TEL:090-1459-9820

         (メールによる応募、問い合わせの受付は、
          スパムメール多発により受け付けられなくなりました。
          おはがき、またはお電話にて、お願いいたします。
          あしからずご了承ください。)

 【講師と劇工房のプロフィール】

 〔春芳(しゅんぽう)〕
  劇団『東京壱組』に創立から解散まで在籍。
  劇団解散後、フリーの舞台俳優として数々の舞台に出演。
  また、トレーナーとしても定評があり、現在『加藤健一事務所 俳優教室』の
  講師を務める。

 〔劇工房 月ともぐら〕
  我古也(あこや)、春芳、舞台俳優ふたりによる演劇工房。
  2001年アトリエフォンテーヌに於いて旗揚げ。
 「幸せ行きの切符」で作・演出を二人で手がけ、以来オリジナル作品を発表する
  かたわら、旧作・名作の稽古場公演など活発に活動。
  昨年、池袋シアターグリーンにてチェホフ作「かもめ」を独自の脚色、演出により
  上演。好評を博す。


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


というわけで、春芳を今後ともよろしくお願いいたします。


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Posted by 冬野由記 at 16:55Comments(2)春芳からのお知らせ

2007年03月17日

怪奇大作戦

 あの、怪奇大作戦が復活するのだそうだ。
 5月1日(4月30日深夜)から、NHK-BSで「セカンドファイル」として新作が放映される。
 それだけでなく、「怪奇大作戦セレクション」として、昭和43年から44年にかけて放送されたシリーズ26本から14本の秀作を選んで放送するという。(全部というわけにはいかないのかな)
 いつか再放送を観たいと思っていたので、嬉しいニュースだ。
 新作も、亡くなった実相寺昭雄監督自身がシリーズ構成なども手がけたそうで、この新シリーズは彼の悲願でもあったという。
 高いレベルでの新作が期待できるのではないかと、今から待ち遠しい。

 ウルトラQといい、怪奇大作戦といい、今考えても実に上質のサスペンス・ホラーだったと思う。
 ウルトラQも再放送してくれないか知らん。


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Posted by 冬野由記 at 22:45Comments(2)徒然なるままに

2007年03月17日

長瀞で川にはまった話

 昨夜、身体に異変が起きて急遽病院に行ったのですが、おかげさまで今は平常に戻っています。
 ご心配いただいた皆さん、ありがとうございました。
 こんな時間に記事を書いているのだから、まあ大丈夫でしょう。

 横でTVが、いろんな番組が最終回だと言っています。
 ああ、「ゆるナビ」も終わっちゃうのか・・・けっこう気に入ってたんですが。
 一方「怪奇大作戦」がリメイクされるらしい。旧作もあわせて4月末に放送されるらしい。これは楽しみです。
 いろんなものの変わり目、節目なんだなあ、と妙にしんみりしているのは、やはり少し体調の所為もあるのかもしれませんが・・・・

 さて、コメントレスにも書きましたが、私は、普段はどちらかというと心配性で、小さなことを気に病む性質(たち)なのですが、何か突発的な出来事が起きたときには、かえって頭がひんやりとして落ちついてしまう癖があります。
 もっとも、そういう傾向は、本来は身を守るためのパニック体制がととのわないので、本当に危険なときにはかえって危ないのだ、というようなことを聞いたことがあります。

 体験をひとつ・・・・

 若かりし日、秩父の長瀞に友人と遊びに行ったことがありました。
 渓流(といっても激流ですが)沿いに歩きながら写真を撮っていたとき、川縁で低い視点から日光に煌く流れをとらえたくて、ポンポンと川岸に向かって降りて行ったのですが、足元の石に苔でもついていたのでしょう、ツルリと滑ってそのまま渓流にとぽんと落ちてしまいました。
 さっきも書いたとおり、渓流と言っても「ライン下り」なんてものを売り物にしているような流れです。上から見た感じでは想像がつかないほど深く、速い流れでした。
 足が立たないので、そのままスゥッとはまって頭まで水に入ってしまいます。目の前には水中の岩や岩々にぶつかって逆巻く水と水が巻き上げる泡が見えます。そして、自分が立ったままの姿勢で川の流れに押されながらけっこうな速度で流されているのがわかります。
 頭は妙に冷めてました。不思議なほど落ち着いていて、手足をばたつかせることもなく、まっすぐに立ったまま人形のように流されてゆく自分を眺めている、といった感じです。

「きゃー! 落ちた・・・誰か助けて!」
 友人の声が水上から聞こえます。

 浮かんでは沈み、三回目に沈んだときに、水に押されながら周りを観察していた私は、水中に大きな三つの岩が並んでいるのが見えました。

「右の岩は危ないな。まんなかの岩を足がかりにして左に向ければ岸側の岩に取りつくことができる」

 そう思ったときには、右手を思い切りかいて真ん中の岩の左に回りこんでました。
 足でこれを思い切り蹴って左の岩へ・・・そうして計画通り、岩にとりついたところへ、彼女の声を聞きつけて岸に集まってくれた三人の男性が私に手を貸してくれ、無事に岸に上がることができました。

 今もって、あの落ち着きがどこから出てきたものかさっぱり分からないのです。
 本当に、普段の私は小心者の慌てんぼうなのですから。

 助けてくれた人たちにお礼を言って岸から離れたものの、身体は全身びしょ濡れ、友人は泣いているし、カメラは水に浸かってしまったし(カメラはずっと持っていたのですよ、これも呆れます)、とにかくどこかで休ませてもらおうと道を歩いていると、早春で客も居ない小さなペンションを見つけて、そこの風呂場でとにかくぬれた衣服を脱いで乾かしてもらうことにしました。
 シャツはなんとか生乾きでもいいのですが、ジーンズがなかなか乾かない。
 すると友人が、たまたま着替えを持ってきたとかで、グレーのスラックスを出してきてくれました。

「○○クンならはけるでしょ」

 女ものでしたが、当時の私はかなりスリムだったのでなんとかはけました。
 おかげで、電車のシートを濡らすことなく、なんとか家にたどり着くことができたのでした。

 しかし、川遊びとハイキングってことで、たしかに服が濡れる可能性はありましたが、ちゃんと着替えを用意してくるというのには、女性というものは準備がいいものだと感心しました。私は、そういう準備には無頓着なところがありましたから、おかげで助かりました。


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Posted by 冬野由記 at 02:54Comments(4)徒然なるままに

2007年03月15日

ちょっと異変が

 今日は、昼下がりから調べものがあって、あちこち移動していたのだが、突然、身体に異変が。
 外出先だし、時間も時間だから、近くの救急外来を受け付けてくれる病院の所在もわからない。

 で、まず119に電話して
「自分で動けると思うので救急車は必要ないが・・・・」
と断った上で、症状と居場所を話して近隣の救急病院の所在を尋ねた。
 さすがに、この国のこういうときの対応は、ありがたい。
「ここは○○管内なので、最寄かどうかはわからないが、おそらく○○病院が近いと思う」
と電話番号も教えてくれた。

 教わった病院に電話を入れ、状況を説明。
 当直医と相談するので、と言われ、1分ほどしてから
「診られる先生が居るので、おいでください」
と、道順や受付方法まで教えてくれた。
 おかげで、なんとか自力で車を運転して10分ほどで病院に到着。
 無事、診断と検査を受けることができた。結果、深刻な病ではないこともわかり、一安心。

 119の方も、病院の受付さんも、診てくれたお医者さんも、今日はありがとうございました。
 おかげさまで、慌てずに対処できたし、一安心です。

 それにしても、普段は何と言うこともないが、何かあったときに頼れる体制がちゃんと組まれているというのはありがたいことだと、つくづく感じた昼下がりでした。

 というわけで、少々グロッキー・・・・今日はもうやすみます。


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Posted by 冬野由記 at 23:17Comments(11)徒然なるままに