冬野由記のチャンネル

我が意を得たり、です。ずっと、おかしな表現だと思っていました。おっしゃるように、「木目細か」と「細やか」が合体したものでしょう。
最近、東芝のテレビのＣＭで、堂々と木目細やか、とナレーションが入ったのを聞いて愕然としました。ＲＥＧＺＡというテレビＣＭです。

　コメントありがとうございます。
　誤用の定着というのは、昔から時々あるものですが、最近はマスメディアの発達、とくにテレビやラジオなど、十分な推敲の機会が無いまま、言葉を社会に放出することができるメディアによって、広がりやすくなっているのだと思います。文章なら校閲という機会があります。
　「絶好調」は造語と言っていいでしょうが「木目細やか」は、今のところ混同による誤用でしょうね。あまり定着して欲しくないというのが正直なところですが、おっしゃるとおり、テレビのアナウンサーやナレーターという、一応は言葉のプロだるべき人たちが堂々と使っています。彼らの影響力は強いもので、最近はインタビューに答える人たちや、ちゃんとした講演者にも、これを使う人が散見されます。NHKのアナウンサーでさえ、先日「木目細やか」とナレーションしていました。
　小生のブログ記事にしても、読み直すとけっこう「字違い」を見つけたりします。ただ、文章は修正して掲載しなおす機会がありますが、テレビやラジオで発せられた言葉は修正できませんから、それだけプロ意識を持ってもらいたいものです。