2007年02月06日
2001年
昨夜(もう昨夜になってしまった)BS2で「2001年」をやっていた。
しばらくぶりで観たが、やはり引き込まれる。
CGの未発達な時代に、よくこれだけの映画を作ったものだ。
キューブリックの映画は「博士の異常な愛情」も「バリー=リンドン」も「時計仕掛け・・・」も忘れがたい。
それにしても、小説(拙いものではありますが、ファミリーブログに連載中)、それもSFみたいなものを執筆しているときに、映画でも音楽でも、こういう純度の高い表現を観たり聴いたりするのは、あまりよろしくないようだ。
自分の書いているものが、なんだか、ひどく凡庸なものに思えてくる。
実際の出来はともかく、書いている間は、自分で感動しながら書いてないと話にならないのだが・・・・。困ったもんだ。
「2001年」では、この映画ですっかり有名になった「ツァラストラ・・・」をカラヤンとベルリンフィルが演っているのだが、これ、とてもいい演奏である。全曲は録音しなかったんだろうか。
以前にも書いたが、この曲の演奏では、いまだにカラヤンが60年代にデッカで録れたヴィーンフィルを指揮したものが一番気に入っているのだが、この映画でやっている冒頭もすごくいい。後年、グラムフォン・レーベルで録れた同じベルリンフィルとのものよりもずっといい。
全曲録音しなかったんだろうか。テープとか残っていないんだろうか。
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Posted by 冬野由記 at 01:36│Comments(0)
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