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冬野由記
冬野由記
標高と緯度の高いところを志向する癖があります。そんなわけで、北国でのアウトドアや旅が好きになってしまいました。
旅の印象を絵にしたり、興が乗れば旅に携帯した笛を吹いたりすることもあります。

2009年01月22日

音楽と色

 音楽を聴きながら色彩を感じるのは、子供のころからの癖みたいなものです。
 今日は、そんな色を、思いつくまま、感じるまま、並べてみたいと思ったのです。

 いろいろな曲を聴くと、なんということなく、頭・・・というより、心の中に一面の色彩をまず感じて、ときには、そこに少し色彩の移ろいや、場合によっては何かのイメージが重なることもありますが、基本的には、一面に広がる色を感じるのです。

 ブルックナーのシンフォニーは、どれもとてもよく似た始まり方をしますけれど

  ・・・トレモロや細かなリズムを伴う弱音の和音で始まりますね。「ブルックナー開始」なんていう言い方をされるようですが、この点については、おりがあれば書いてみたいと思います。今回は色の話です。・・・

 たとえば、7番は深い青緑・・・正確に言うと藍色と碧を混ぜたような深くて透明な色・・・4番は、もう少し明るい、むしろ黄緑を思わせる色、5番は深い藍色、9番は深い、ほんとうに深い青みがかった紫・・・ただ、ほとんど黒に近い青紫といった具合です。ブルックナーは青や緑系統が多いですが、8番は異色で(ほんとうに異なる色)暗い赤・・・というか朱色を感じます。そういえば、5場は深い藍色ですが、ときおり赤いきらめきが明滅します。ちょっと不思議な感じ。

 ブラームスはどうかな。
 1番は・・・暗い青。2番は明るい青緑・・・やや緑が勝っています。3番は暗いけれど、赤系統を感じます。でも、ただ真赤や朱色に染められているのとは違います。いやいや・・・本体が赤いのではなさそうです。少し汚れた感じの暗い赤をときおり見せる暗い影をもった緑。ちょうど深い緑の木々を夕暮れの赤い逆逆光ごしに見た感じかな・・・そうそう、ここまで書いているのは基本的に第一楽章の冒頭あたりや全体的な印象をイメージしています。音楽は進行とともに色合いも変えるし、色彩の明滅や変化が激しくなることもありますからね。4番はやや赤を含んだ黄色。たとえばゴッホの黄色もほんの少し赤系統を含んでますよね。ああいう黄色です。でも、たとえば行進曲風の第三楽章は、ずっと「赤」に近づきます。

 ベートーベン。3番は赤ですね。朱というべきかしらん。そういえばブルックナーの8番も赤だったけれど、どちらもフラット三つ(変ホ長調・ハ短調)ですね。色は調性と関係あるのかしらん。9番は・・・ああ、これも青紫。ニ短調ですね。いやいや、でも、フランクの交響曲は赤紫。同じニ短調でもベートーベンやブルックナーとはずいぶん色が違います。どうやら調性と色は単純には合致しないようですね。

 まあ、とりとめのない、ごく感覚的なものでして、他の人はまったく違う色彩を感じるのでしょう。
 皆さんは、どんな色を感じますか?
 あるいは、色とは違う何かを。

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Posted by 冬野由記 at 22:23│Comments(0)音楽
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